利生寺の由縁

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利生寺の本堂

利生寺は天平12年(740年)、高僧行基作と伝わる観音菩薩尊像を奉祀したことから始まったとされています。

泰然たる岩山の徳を表して「得岩山」と号し、観音様によるご利益(利生)があることから「利生寺」と名付けられたとも伝わっています。

慶長10年(1605年)に甄州全察大和尚を迎えて新たに禅宗となし、法灯を伝えて現住職・眞道大和尚へと至る。

御本尊様は、寿命を延ばして人々に十種の福を授けて下さると言われている「地蔵菩薩尊」です。

また、高僧行基作と伝わる「聖観世音菩薩尊坐像」は、島田市の指定文化財となっています。