聖観世音菩薩尊坐像

risyouji_keidai_06

利生寺の観音さまは、天平12年(740年)頃の高僧行基作と伝えられており、島田市の文化財に指定されています。

観音堂の中央に祀られており、寄木造りで台座を含めると全高2.2メートルあります。
もともと秘仏(決まった時期にしか公開しない)とされていましたが、現在は土日の日中など多くの時間で公開をしています。

観音さまの言い伝え

その昔、大地震が当地を襲ったとき、観音さまが光明を放ち岩上に出現され、大声で村民を呼び集めてお救い下さったと伝えられています。

観音さまが夢に現れて人々の願いを聞き、手助けしてくださると言われています。夢で見るほどの強い願いを聞き届け、導いてくださることから、「夢應(ゆめおい)観音」と呼ぶようになりました。

また、火防厄除け、諸願成就などの観音様としても親しまれており、あらゆるご利益を授かることができるご祈祷も勤めております。

初観音(聖観世音菩薩尊大祭)

毎年2月10日は「初観音(聖観世音菩薩尊祈願祭)」を厳修し、皆様のさらなる幸福と繁栄をお祈りします。